僕はもう彼女はあきらめた。だけど童貞も生きている。

30代後半になっても、僕には彼女がいません。彼女ができたことがありません。そんなことでめちゃくちゃ悩みました。責めました。自分の存在を批判ばかりしていました。毎日死にたいとも思っていました。だけど死ぬ勇気がないことに気付いた時、生きるしかないことを知りました。だから彼女がいないならいないでいいと思えるようになりました。そう思った瞬間、心が軽くなったのです。かといってコンプレックスがなくなったわけでもありません。そんな人間の日常を笑ってくれたら、と思います。

はじめまして、童貞です。いわゆるDT35です。

 

 

はじめまして、DT35です。

 

紹介文にも書きましたが、僕は彼女がいたことはありません。

むかしからそればかり悔やんでいました。

シャイなので告白なんて到底できない人間です。

 

だけど、人生で何度か勇気を振り絞って告白したことはあります。

 

ですが、すべて振られました。

 

周りには、彼女がいる人が多いこと、多いこと。

僕は基本それさえ隠しています。

大きなコンプレックスがあったので。

なるべく恋愛話もしないようにしています。

 

ただ僕には幸運なことに友達は何人かいます。

しょっちゅうではないけど、年に数回遊ぶ友達はいます。

その点は恵まれているのでしょう。

 

僕は毎日批判する自分に嫌気がさし、死にたくなりました。

彼女がいないことはもちろん嫌な部分がすべて目につきました。

 

自分にずっとパワハラモラハラをしていたのです。

 

それは毎日死にたくなります。

ですが、ある日気付くんです。

十何年もそんな思いを抱きながら、死ねない自分に。

 

そうです。自分には死ぬ勇気が最初からなかったのです。

ということはわかりますよね?

はじめから、生きる選択しかなかったのです。

 

それを考えたら、もう自分を批判する日々がばかばかしくなりました。

ただ苦しみを与えていた人生がこの後も続くとなるとそっちの方が嫌になりました。

 

だからもう自分を批判するのはやめよう。

 

それが僕が心の軽くなった最初の一歩です。