僕はもう彼女はあきらめた。だけど童貞も生きている。

30代後半になっても、僕には彼女がいません。彼女ができたことがありません。そんなことでめちゃくちゃ悩みました。責めました。自分の存在を批判ばかりしていました。毎日死にたいとも思っていました。だけど死ぬ勇気がないことに気付いた時、生きるしかないことを知りました。だから彼女がいないならいないでいいと思えるようになりました。そう思った瞬間、心が軽くなったのです。かといってコンプレックスがなくなったわけでもありません。そんな人間の日常を笑ってくれたら、と思います。

女性に対しての拒否反応。

恐怖心と上手く付き合う方法: 人生を変えられない根本原因を暴く方法

 

こんにちは。もう4月です。

いろんな人が新しい環境のはじまる月。

 

僕は女性と話すとき、若干の恐怖心がわきます。

これを女性恐怖症というのかは自覚はありませんが。

 

かといって、女性の友達がいないということでもありません。

恋愛といった関係とは違う人たち、仕事仲間には

まあ、普通に話せるんですが。

でも多少の恐怖心がないというのは嘘になるかもしれません。

 

なぜ僕はそんな感情を抱いてしまうのか?

それは小学校、中学校の出来事だと思っています。

 

小学校の時、遠足の翌日、僕はクラスで避けられているような出来事が起きました。

それも一週間後ぐらいでおさまったんですが。

でも何もわかっていない自分は意味がわかりません。

そして、数年後の中学校で同級生にこんなことを言われます。

「○○ってさ、一時期ホモの噂あったよね?」

 

「・・・」

 

自分はまったく意味がわかりません。自分がそういう人間だったらそんな仕草がでていたのか、と思うのかもしれませんが

そういう人間でもないので意味がわかりません。

そして、小学校のあの時の記憶がよみがえりません。

思い返してみても、何がそうなったのか、僕にはわかりませんでした。

強いていうなれば、バスで移動した際、僕が寝ている際、隣にいた友達の肩にずっと乗っけてしまっていたのかもしれません。ですが、寝ているわけですからそんな記憶も自覚もないのです。

 

今思い出しても、あの時の記憶は意味がわかりませんでした。

ですが、あの避けられる環境にかなりの恐怖心を感じたのは確かです。

そして、中学校。

中学校一年、僕はふざけていました。休みの時間に黒板にアンパンマンを描いたり、そして授業がはじめれば消さずに席に戻る。

そして、なぜか生徒たちはアンパンマンに注視する。

そんなことが面白い、と思って何度かやったりしていました。

しかし、ある日からクラスのトップといわれるような女子達に嫌われるようになりました。

もちろん、これが原因だったとはいえません。基本的には僕の性格にあったのでしょう。

中学生ですから、他人への想像力もないし、人間性がすぐれていたわけでもないし、そこは納得はするのですが、やはり嫌われるというのはつらいものです。

「気持ち悪い」「触らないで」なんて言われることもありました。

 

僕は強い人間ではないので、やはりそれが地獄で地獄で学校も楽しくはありませんでした。

そして、親にもそんなことは言えず、精神的に耐え切れず、三日間ズル休みをしました。共働きしていた親に黙って、行くフリをして、時間がある程度経ったら家に帰るということを繰り返す。

そのあとはまた学校に行ったのですが、

今思えばよく行けたものだとも思いました。そんな自分には、ちょっと褒めてやります。

 

そこからです。僕は女性に対して、過度の恐怖心を抱くようになったのです。

あの時の精神状態は今思っても地獄そのものでした。

あの時にはもう二度と戻りたくはありません。

そしてそんな恐怖心を抱くものですから、高校に行ってもそうそう女性と話せるような人間にはなれませんでした。

 

そして、それがズルズルとひきづって今に至るのです。

僕はコンプレックスを克服しているわけではありません。

受け入れるようになった、いや、そうでもない。

ただ単純に諦めたのです。

 

もしこの先女性と付き合うことができるならできるし、

できないならできない運命なんだと

そう思うようになったのです。

 童貞の勝算