僕はもう彼女はあきらめた。だけど童貞も生きている。

30代後半になっても、僕には彼女がいません。彼女ができたことがありません。そんなことでめちゃくちゃ悩みました。責めました。自分の存在を批判ばかりしていました。毎日死にたいとも思っていました。だけど死ぬ勇気がないことに気付いた時、生きるしかないことを知りました。だから彼女がいないならいないでいいと思えるようになりました。そう思った瞬間、心が軽くなったのです。かといってコンプレックスがなくなったわけでもありません。そんな人間の日常を笑ってくれたら、と思います。

電車での出来事と記憶

こんばんわ。doutei35です。

 

数日前のことですが、電車に乗っていたら

 

ある中年男性が駆け込みで乗ってきて思いっきり電車のドアに挟まれていました。

 

イラストでみたことはあるけどなかなか遭遇しませんよね。

 

そして、そのドアと男性は格闘し、ついに男性はドアから抜け出し電車内に入れたのです。

 

それはそれでよかったのですが、その男性はさらに悲劇が続きます。

 

その抜け出したあと、勢いそのままに派手に転んでいました。

 

正直言いますが、男性を見て、僕は心の中で、同情と笑い、そして、笑ってはいけないよ、という感情が混在しました。

 

自分はあんなことはしたくない、と思うのですが、自分もいつそれが訪れるか、はわかりません。男性の様に急いでいる時にそんなことが起きるかもわかりません。

 

男性はそのあとすぐ、その車両からは移っていました(笑)

まあ、そうですよね、自分でもそうします。

 

が、この時に思うのです。

もちろん、男性のことは何も知りませんから笑うことは失礼かもしれませんので、しません。

ですが、大丈夫ですか?と声をかける。

もしくは無視する。

無表情で見る。

 

こんな選択肢があるのです。

友達なら声をかけたり、笑ったりするのが一番でしょうが、そこにいるのは知らない人です。

 

どの選択肢が一番いいのでしょうか?

 

僕は無視するという、何事もなかったかのようにふるまいましたが、果たしてそれでよかったのか、などと帰る途中考えてしまいました。

 

そして、その男性はどういう思いをしていたか。

 

でも一つ言えることは、その男性は気にすることはないと思いました。

僕は見て、笑いそうになりましたし、心の中では笑っていましたし、今でもその光景は目に浮かびます。

 

ですが、その男性の顔などいちいち覚えていないんです。

 

覚えているのはその光景と曖昧な体型ぐらいでしょうか?

 

まったく違う体形の人を並ばせて誰が転んだ人でしょう、と言われれば答えられますが、似たような体型を並ばせたら答えられる自信なんてありません。

 

それが問題なんです。

 

恥ずかしいことをしても、その人の顔を記憶しないんです。

だからその時は恥ずかしいと思っても人はちょっと時間が経ったら忘れるんです。

 

そんなものでしょう。

 

日本の電車1 JR新幹線・JR特急編

よっぽど有名人だったら忘れることはないかもしれません。

 

この世はほとんど無名なんですから。

 

恥ずかしいことをしても未来で笑い話にすることはしても、

 

恥ずかしいといって悔やむ必要はない。

 

人の記憶なんてそんなものですから。

 

そんなことを感じた日でした。

 

ご拝読ありがとうございました。

「自分を苦しめる嫌なこと」から、うまく逃げる方法